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院長挨拶

 理事長の矢嶋息吹先生とは少なからずのご縁がありまして、この度いぶきクリニック本院の院長としてお仕事させていただくことになった金卓です。何卒よろしくお願い申し上げます。前任の大阪市立総合医療センターでは、病院開院以来27年にわたり腎移植をはじめとした腎不全医療及び泌尿器科診療に携わってきましたが、関係各所の本当に多くの人に助けていただき、この場をかりて再度感謝の気持ちを表したいと思います。本当に長い間ありがとうございました。
 さて私が腎不全医療に携わるきっかけとなったのは、大阪市立大学大学院時代に、急性腎不全の発症機序とその予防について、のテーマを与えられたことに始まります。ラットを用いての実験研究にて幾つかの結果を得ることができたわけですが、それらの結果から得た知見を下に、腎移植時の腎保存と虚血傷害の予防、に研究テーマを移し、また実臨床に於いても腎移植を専門に臨床に携わることになりました。腎不全医療の一つに腎移植があるものの、当時は腎移植は臓器移植の範疇のものであって移植医は透析をはじめとした腎不全医療にはあまり関心が無い状況でした。私たちの治療グループでは、腎移植医は透析医療を熟知し透析医療、腎移植医療の両輪を牽引すべきだ、と考えて日々の臨床に取り組んで参りました。その結果市立大学病院、市立総合医療センターで合わせて約400例の腎移植に携わる事ができました。透析医療に関しては、市立総合医療センターで、年間、約100例の血液透析導入、10例前後の腹膜透析導入と年間延べ約400症例の合併症治療目的の透析治療を経験してまいりました。私自身としましては十分な成績を残すことができたと思っております。そしてこの度いぶきクリニックに赴任するにあたり、これまでの経験を生かし、安心安全で合併症の発症防止に焦点をおいた透析治療に携わって行きたいと考えています。
 力の至らない点は多々ありますが、これまでの経験を生かすと共に皆様の協力を得ていぶきクリニックでの医療に携わって行く所存でありますので、今後何卒よろしくお願い申し上げます。
 甚だ簡単ではございますが就任の挨拶とさせていただきます。

医療法人 いぶきクリニック院長 金 卓