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リハビリテーション課

リハビリテーション科の活動

 長期にわたる透析の合併症に骨・関節疾患、心・血管疾患などがあります。それらが進行すると関節痛や関節可動域制限、筋力や体力の低下に悩まされることとなります。リハビリテーション科では2名のスタッフ(理学療法士1名、鍼灸師1名)で患者様の運動機能低下や疼痛に対応しております。主な内容は以下の通りです。

運動療法 筋力や体力の維持・増強のための運動を行います。
物理療法 頚椎牽引、腰椎牽引、極超短波刺激療法、低周波刺激療法などにより疼痛の軽減を図ります。
鍼治療 透析治療に伴う疼痛に対し経穴(ツボ)に鍼刺激を与え、さまざまな関節痛を和らげます。

 リハビリテーション科では、運動や健康についての相談を随時、受け付けております。疑問、質問、何でも結構ですので、気軽にお尋ねください。また、患者様の要望に応じて、体力低下予防のため運動教室を開催しております。詳細は下記のとおりです。

場所 分院1F リハビリテーション室 
日時 毎月第1火曜・水曜   午前11:30~12:00
(但し1月は除きます) 
内容 ➀なぜ運動が必要か
②どのような運動を行えばよいのか
費用 無料
問い合わせ リハビリテーション科スタッフまで

透析患者の運動機能

 一般に、透析患者の運動機能は同年代の健常成人と比較して低下していると言われています。たとえば筋委縮による筋力低下や、体力の指標である最高酸素摂取量は約60%であることが報告されています。また、透析後の疲労や透析通院による時間的制約のため、身体活動量は健常成人の約50%であると報告されており、QOL(生活の質)の低下をもたらしています。

 以前は透析患者が運動することは積極的には進められてきませんでした。しかし、近年のさまざまな研究により透析患者における以下のような運動の効果が明らかになってきました(上月正博:腎臓リハビリテーション、リハビリテーション医学、2006に加筆)。

  • 最大酸素摂取量の増加
  • 筋力増強
  • 左室収縮機能の亢進(安静時・運動時)
  • 心臓副交感神経系の活性化
  • 心臓交感神経過緊張の改善
  • 圧受容器反射の感度改善
  • 栄養低下、炎症複合症候群の改善
  • 貧血の改善
  • 不安・うつ・QOLの改善
  • 日常生活活動(ADL)の改善
  • 透析効率(Kt/V)の増加
  • 動脈の脈波伝導速度の改善
  • レストレスレッグシンドロームの症状改善

 当院では、運動機能低下を極力予防して、患者様に少しでもQOLの高い生活を送っていただくために、リハビリテーション室における運動療法のみならず、透析中の運動や自宅での自主トレーニング指導などの取り組みをしております。